白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

パウロ・コエーリョのE-CARDS

喜びの力 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

喜びの力2012/11/1パウロ・コエーリョ ハリール・ジブランはこう言う。20世紀の間、人間はイエスの弱さを崇拝し、彼の力を完全には理解していない、と。キリストは臆病者として生きたのではなく、不満も苦しみもなく死んだ。彼は革命家として生き…

マティスとルノワールの交流 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

マティスとルノワールの交流 2015/1/23パウロ・コエーリョ 若い時から、画家のアンリ・マティスは、偉大なルノワールのアトリエに毎週通っていた。ルノワールが関節炎で不自由だった時、マティスは毎日彼の家を訪れ始め、食物、絵筆と絵をとりなが…

エル・グレコと光

エル・グレコと光 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより2007/6/11パウロ・コエーリョ ある心地よい春の午後、友人が画家のエル・グレコを訪ねた。驚いたことに、グレコはカーテンを全て閉じてスタジオにいた。エル・グレコは、聖母マリアを中心テーマ…

幸福になることは罪ではない - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

幸福になることは罪ではない2019/12/10パウロ・コエーリョ 「私たちは、自分の身体を気にかけなければならない。それは聖霊の神殿であり、尊敬され愛されるに値する。 私たちは、自分の時間を最大限に活用しなければならない。 私たちは、自分の夢…

合気道 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

合気道 2013/9/20パウロ・コエーリョ 合気道1植芝盛平による 不断の成長 人生は開発だ。これを成すためには、高い山に登り、あなたの魂のもっとも深い谷に降りなさい。息を吸い、天と地に存在する全てを吸い込むのを感じなさい。息を吐き、体から…

シャガールの知恵 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

シャガールの知恵 2014/5/7パウロ・コエーリョ 私達の人生にはただひとつの色があり、芸術家のパレットに置かれると、それが人生と芸術の意味を提供する。それは愛の色だ。全ての色は隣り合う色の友人であり、反対の色の恋人である。 絵を仕上げてい…

アメリカでの肥満の流行の責任 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

アメリカでの肥満の流行の責任 2008/6/5パウロ・コエーリョ 今日、私はDigg(訳注:ソーシャルニュースサイト)に以下の記事を送信した。それは、リチャード・バーンスタインの書いた「IHT(訳注:The International Herald Tribune紙)」で読んだも…

兆候の探求 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

兆候の探求 2008/7/14パウロ・コエーリョ 私達は時々、明日、人生が私達に提供するものは、今日した事の繰り返しだけだと考えるかもしれない。しかし、良く注意すれば、1日たりとも似た日はないとわかる。朝がくる毎に、隠された祝福がもたらされ…

今週の人物:仏陀 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

今週の人物:仏陀 2010/7/25パウロ・コエーリョ 吠えるのが上手だからといって、良い犬とはみなされない。同様に、話すのが上手だからといって、良い人とはみなされない。 野望は愛のようなもので、遅れにもライバルに我慢出来ない。 多くの聖なる…

花に学ぶ - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

花に学ぶ 2008/2/6パウロ・コエーリョ ●なぜ戦い続けるのか 読者のガーソン・ルイスは、ミツバチの仲間を切望していたバラの物語を語るが、彼女のところには誰もやって来ない。 そうであっても、花は夢を見る力を持ち続けている。完全に孤独だと感じ…

ダンマパダ(仏陀の作とされる) - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

ダンマパダ(仏陀の作とされる) 2009/6/9パウロ・コエーリョ 神の異なる言語についての昨日の私のメッセージに基づいて、今週、同じ方向性の祈りをいくつかシェアしたい。 「1000の言葉より、もっと良いたったひとつのものは、平和をもたらすもの…

仏陀の短い物語 その3 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

仏陀の短い物語 その3 2009/2/11パウロ・コエーリョ かつてシッダールタと呼ばれた彼は、今は仏陀として生まれ変わり、その枝の下でやっと悟りに到達した木を去り、サルナートの町へと出発した。 その町で彼は古い仲間に会い、絶え間なく誕生と死…

仏陀の短い物語 その2 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

仏陀の短い物語 その2 2009/2/10パウロ・コエーリョ 何年もの間、彼はインド北部を回り、この辺りを旅する僧や聖人に会い、言い伝えを学んだ。それは転生、幻想、過去生の罪(カルマ)の清算のことを伝えていた。十分に学んだと感じたとき、彼はナ…

仏陀の短い物語 その1 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

仏陀の短い物語 その1 2009/2/9パウロ・コエーリョ シッダールタ ーその名前は「目的を達成した人」という意味だー は紀元前560年頃、ネパールのカピラバスツ市の貴族の家庭に生まれた。 言い伝えによれば、シッダールタの父と愛を交わしていた…

20秒間の読み物:確かさと疑い - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

20秒間の読み物:確かさと疑い 2013/5/3パウロ・コエーリョ 仏陀がある朝、弟子達を一同に集めると、ある男が彼に近づいてきた。「神は存在しますか?」と彼は尋ねた。「存在します」と仏陀は答えた。 昼食後、別の男が彼に近づいて来た。「神は存…

意識的な注意 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

意識的な注意 2018/6/4パウロ・コエーリョ それぞれの行動に理由をつける(一般的には1日に10分間)ことで成り立つ瞑想の訓練がある。 例えば:「私は今このブログを読んでいる。なぜなら、フェースブックかツイッターのリンクを見たからだ。私は…

過去の過ち - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

過去の過ち 2012/6/19パウロ・コエーリョ 旅の間、仏陀は足が1本だけのヨガ行者に出会った。 「過去の過ちは全て燃やします。」とヨガ行者は答えた。 「それで、いくつの過ちを燃やしたのですか?」 「わかりません。」 「あといくつ燃やさなけれ…

誰も信じない - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

誰も信じない 2016/10/21パウロ・コエーリョ 伝説によれば、悟りを開いた直後、仏陀は国を散歩する事にした。途中で農夫に出会い、農夫はマスターから発する光に強い印象を受けた。 「友人よ、あなたはどなたでしょうか?」と農夫が尋ねた。「天使…

悟るということ - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

悟るということ 2019/9/18パウロ・コエーリョ 「全ての宗教的しきたりの中には、献身の実践と変容の実践がある。」 「献身とは、自分自身と、辿っている道をもっと信用することだ。変容とは、この道が私達に課すものを実践することだ。」 「『医学…

今日の読者からの質問:クリスチャン - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

今日の読者からの質問:クリスチャン2009/2/5パウロ・コエーリョ ー私はずっと不思議でした。社会、特に西洋社会が神聖さと悲惨な状態を重ね合わせるのはなぜでしょう?仏陀がかつて「人生は苦悩だ」と言ったように(それは明らかですが)、人々は「…

仏陀と聖母マリア - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

仏陀と聖母マリア 2015/7/15パウロ・コエーリョ ベトナムの僧であるティク・ナット・ハーンは、西洋で最も尊敬されている仏教の師のひとりだ。 スリランカを旅しているとき、彼は6人の裸足のこども達に出会った。「彼らは貧民街ではなく田舎の子で…

魂に響く仏陀の言葉 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

魂に響く仏陀の言葉2015/5/18パウロ・コエーリョ Awakened Consciousnessによる抜粋 今日受け継がれている仏陀のたくさんの言葉は、魂に響くと同時に現実の深い真実を反映している。私達は何を学び、日常生活と今日の発展のため、どこで仏陀にイン…

勝者はひとり立つ(The Winner Stands Alone):本についての私のコメント - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

勝者はひとり立つ(The Winner Stands Alone):本についての私のコメント 2009/1/23パウロ・コエーリョ 自分の夢に従う。ーだが、どの夢か? 私の本で頻繁に出るテーマのひとつは、夢に対価を支払うことの大切さだ。しかし、私達の夢はどこまで操れ…

カンヌ:モデルの日常 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

カンヌ:モデルの日常 2014/5/23パウロ・コエーリョ 有名人の狂信が主要なテーマである、「勝者はひとり立つ(The Winner Stands Alone)」という本を書くために、私は、大衆的な想像の中に住む女性たちの日常に関する興味深い調査をいくつかする必…

ヴィトリオールまたは苦悩- パウロ・コエーリョのE-CARDSより

ヴィトリオールまたは苦悩2008/12/10パウロ・コエーリョ 精神病院を舞台にした私の著書「ベロニカは死ぬことにした」で、院長は、長年に渡って生物を汚染する検知不可能な毒についての理論を展開する。その毒がヴィトリオールだ。 それは、フロイ…

感情の自立 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

感情の自立 2016/6/8パウロ・コエーリョ 「人生の最初と、そして年をとったときにもう一度、私達は他者の援助と愛情を必要とします。そのふたつの期間の合間は私達は強くて自分の世話ができるので、残念ながら、愛情と思いやりの価値に感謝しません…

女性に対する暴力 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより -

女性に対する暴力2015/3/27パウロ・コエーリョ 私自身、私の家族は、直接的に女性への暴力を経験した事はないが、だからといって私がそれに対し盲目であるということではない。私にはそれに影響を受けた友人がいて、それに影響を受けた人々に会った…

一晩だけ切り抜ける - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

一晩だけ切り抜ける 2012/6/25パウロ・コエーリョ 17歳のとき、ミルトン・ハイランド・エリクソンはポリオの感染者だった。病気に罹患してから10ヶ月後、彼は、医者が彼の両親にこう言うのを聞いた。「息子さんは明日の朝まで生きられないでし…

予告された死 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

予告された死 2007/11/8パウロ・コエーリョ 1970年代半ばのこと。科学者のスティーブン・ホーキングは物理学の博士課程を終えようとしていた。彼は、全身の運動が次第に麻痺していく病気にすでにかかっていたが、あと2年程度しか生きられない…

町と2本の通り - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

町と2本の通り2008/7/30パウロ・コエーリョ 次の物語は、シェイク・カランダール・シャー(Sheikh Qalandar Shah)が、その著書「世捨て人の秘密」の中で語っているものだ。 アルメニア東部に、それぞれ、北の道、南の道、と呼ばれている、平行し…