誰も信じない
2016/10/21
パウロ・コエーリョ
伝説によれば、悟りを開いた直後、仏陀は国を散歩する事にした。途中で農夫に出会い、農夫はマスターから発する光に強い印象を受けた。
「友人よ、あなたはどなたでしょうか?」と農夫が尋ねた。
「天使か神様の前に立っているような気がするのです。」
「私はそのようなものではありません。」と仏陀が答えた。
「強力な魔術師とか?」
「それも違います。」
「それなら、私のようなただの小作人でさえ気付く程、あなたが他の人と違うのはどうしてでしょうか?」
「私はただの人生に目覚めた者です。それだけです。皆にこれを言いますが、誰も私の言う事を信じないのです。」
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