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アメリカでの肥満の流行の責任 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

アメリカでの肥満の流行の責任
2008/6/5
パウロ・コエーリョ

今日、私はDigg(訳注:ソーシャルニュースサイト)に以下の記事を送信した。それは、リチャード・バーンスタインの書いた「IHT(訳注:The International Herald Tribune紙)」で読んだものだ。

ニューヨークの小さな人生の謎のひとつは、多くの地下鉄で使われている狭いプラスチック成形の座席を作ったデザイナーの思考の中で起こったことだ。大勢がふとりすぎか肥満である現実で、そのシートは、ほっそりした人々の理想的な概念を表現しているように思える。

地下鉄の座席の不適合は、確実に集合的なウエストサイズの増加の小さな結果のひとつだ。アトランタに本部を持ち、公衆衛生を監視する政府機関である疾病管理センターが先週報告した統計で警告を発している。

(略)

公益科学センターの栄養政策責任者であるマーゴ・ウータンが言うには、活動性の高い農場から座りがちな郊外への移動のような多くのライフスタイルの変化は、アメリカ人が細かった1970年代以前に起こった。一方で、運動と健康の流行、ジョギング、自転車、個人トレーナーとのワークアウトの流行はかなり最近現れ、それは太り過ぎる傾向に抵抗しているように思える。そして、そうすべきなのだ。

(略)

3年前、公益科学センターは、おそらく最も見られているこども番組である「ニッケルオデオン」の広告について研究した。「『ニコロデオン』で宣伝している食品の88%は、脂質、塩分、糖分が多く含まれている食品か、または、栄養価が低い食品に関するものだということがわかりました。」とウータンは言った。

このグループは、土曜の朝の子ども番組の時間帯のケロッグによる宣伝について似たような研究をした。わかったことは、「宣伝された製品の98%は栄養価が非常に低い。」とウータンは言った。

現代のこどもになるとは、多種多様で悪賢くて至るところにあるメッセージにノンストップで爆撃されるようなものだ。それは不健康な食品を販売促進し、そのキャンペーンは食品会社からディズニーまで、おそらく健全であろう、こどもに友好的な会社が関与している。そのために、そのキャラクターがこどもに話しかける事が出来るようになる。こんな感じだ。:わからずやの頭の固い大人が「だめです」と言うなら、君の両親を無視しなよ。

(略)

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