白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

兆候 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

兆候
2011/3/25
パウロ・コエーリョ

ケン・クレイン(https://kencrane7.wixsite.com/ken-crane#!)のブログより

11月初旬。私は、パウロ・コエーリョから聖ヨセフのパーティーに出席しないかと誘われた。パーティーは2011年の3月にイスタンブールで開かれた。しかし、私はすぐには返事ができず、しばらく考える時間をもらえるようパウロに書き送った。イスタンブールにいくためのお金を貯めることができるかどうかわからなかったからだ。もちろん、私はパーティーに行ってパウロに会いたかったが、しばらく考えるため、これを保留した。

11月下旬のある日、私の妻ユミは、友人の東京での展覧会に行った。ユミのこの友人は、石でネックレスを作る手芸作家である。彼女は私たちを展覧会に招待したが、私は仕事で不在だったため、ユミが先に展覧会に行き、私は仕事を終えてから展覧会に行くことにした。

少し会話をした後、そのアーティストは、どのネックレスが一番好きかをユミに尋ねた。壁には何種類ものネックレスがかかっていて、それらはすべて異なる種類の石で作られていた。ユミは、すぐに青い石を使ったネックレスを指差した。「あなたがその石を選ぶなんて面白いわ。」とそのアーティストはユミに言った。

1時間程が経った後、私は仕事を終えてギャラリーに到着した。ユミは私に、自分が尋ねられたのと同じ質問をした。「あなたはどのネックレスが一番好き?」

私は、しばらくそれらを眺めてから、100のネックレスの中から同じネックレスを指差した。それはユミが選んだのと同じネックレスだった。「このネックレスに使っている石の名前はアクアオーラというの。」とそのアーティストは私たちに説明し始めた。
彼女は続ける。:「その石は天然のクリスタルだけれど、地面から採掘された元の色は青ではないの。金を使った錬金術のプロセスで青くなる。だから、このアクアオーラは錬金術師の石とも呼ばれているのよ。」

これを聞いて、ユミは叫んだ(私は叫ばなかったが、非常に驚いた)。私たちは何日も、聖ヨセフのパーティーをどうするか話し合っていた。ユミはアーティストになぜ叫んだのかを説明し始めた。ユミの話を聞いた後、アーティストは、自分もまたパウロ・コエーリョのファンなのだと話した。

それで、私はこの日、イスタンブールに行くことに決めた。この石をパウロに渡さなければならないように感じたのだ。

paulocoelhoblog.com

youareme.hatenablog.com