白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

人生について学んだ4つのこと - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

人生について学んだ4つのこと
2014/4/11
パウロ・コエーリョ

ワン・ムハンマド・ザルフィクリ(Wan Muhammad Zulfikri)作

私は「アルケミスト」を読んでいない。

わかっている。パウロ・コエーリョに関する記事を書くなら、少なくとも彼を成功に導いた本は読むべきだ。

しかし、私が読んだ唯一の本は「アリフ」で、それは非常に良かった。読んだ後に持った彼のイメージは、とてもスピリチュアルで穏やかな人物だった。

パウロ・コエーリョについてもっと知るために、私は彼の公認伝記「The Warrior 's Life(戦士の人生)」を読んだ。フェルナンド・モライスによって書かれた本だ。

その本の最も興味深い部分は、私の想像からはかけ離れた彼の青春時代の話だった。それは刺激的で、私は自分の人生を深く考えた。

パウロ・コエーリョの青春時代から学ぶ事が出来る4つの人生の教訓を知るために続けてお読みください。私を信用して下さい。ー その価値はありますから。

1、弱点があるのなら、強みで埋め合わせることを学びなさい。

パウロは肉体的に弱かった。

彼の伝記によれば、「非常にやせていて、華奢で、背が低い。」彼にはニックネームがあった。「ペレ」。その意味は「皮」。常にクラスメートにいじめられている者だけが与えられるニックネームだ。」

彼の肉体的弱点を考慮すれば、パウロが同級生の尊敬を得るのは難しかっただろう。だが、弱点に関わらず、彼は彼らの尊敬を得ることができた。

どうやって?

引用する。:「他の人が誰も知らないことを知り、同級生が読んだことのない物語を読むことが、尊敬を得るひとつの方法だった。」

教訓:弱点を持っていると思うなら、必ずしもその弱点を取り除く必要はない。いくつかの弱点、特に肉体的な弱点、は取り除くのが難しい。より効果的な方法は強みを見つけ、最低でも平均以上までそれを強化することだろう。

あるいはさらに良いのは:皆が無視出来ないよう、とても良い人でいなさい。

2、拒絶は問題ではない。問題は拒絶された後で何をするかだ。

パウロは自分を信じていた。自分は良い詩人で、その詩は小さな雑誌には合わないと。だから彼は「コレイオ・デ・マンハ」新聞の「エスクリトール・エ・リブロス」という文学的評判の高いコラムに詩を送った。

1週間後、パウロは新聞を見て次の文章を読んだ。:

「名声を得て本を出版することに熱心なすべての若い目立ちたがり屋へ。カルロス・ドラモンド・デ・アンドレードの例を思い出すことがためになるでしょう。彼は15年間に、全部で144の詩を3巻出版しただけでした。」

普通の人なら誰もがそうであるように、彼はそれを個人的に受け取ったが、なんとか自信を取り戻し、ルドヤード・キプリングの有名な詩「もしも、、、」の自分版を書く。

もしも、友人と敵にチャンスを求めるなら、

もしも、「ノー」と聞くことができ、「きっと」と解釈出来るなら、

もしも、底辺からスタートして、まだ持っているわずかなことを大切にできるなら、

もしも、一瞬一瞬自分を改善し、虚栄心に屈することなく高みに到達できるなら、

そのとき、あなたは作家になるだろう。

教訓:拒絶はいつも痛みを伴う。拒絶を個人的にとるべきではないと言う人もいるが、正直に言って、そのアドバイスが助けになるとは思わない。私たちは自分を評価し、自分が作り出したものを評価し、そうして拒絶が私たちの心の内側に認知的不協和をもたらす。

自信と自己不信という矛盾する2つの考えは、頭の中に留まってその王国を支配するのは誰かを決めるために戦う。

矛盾する2つの考えがあるとき、拒絶の後に何をするべきかについての導きが必要だ。何をするべきか、何を信じるべきかがわからない場合、大抵は悪の側が戦いに勝つ。

パウロの場合では自信が勝ったが、それは彼の特定の妄想のためだ。

パウロ・コエーリョの言葉

3、夢に夢中になりなさい

パウロは有名な作家になるという考えに夢中になった。だが面白いことにそれは、妄想が後々実を結んだだけに過ぎない。

これは彼が、詩から演技、監督、オカルトに関する執筆、作詞まで自分の芸術を常に変化させているからだ。:

いくつかの冒険において彼は成功を収めたけれど、有名な作家になりたいことを自分に思い出させるのをやめなかった。その妄想が今日の彼を作ったのだ。

教訓:時々、私たちの夢は山積みの仕事や勉強の下に埋もれていると思う。私も同じだ。私は医学部に行っているが、医者になるのは自分の夢ではないと知っている。私は起業家になりたいのだ。

いくつかの理由があって、医学部への入学は取り消せない。私には選択肢がないように見えるが、実際にはある。:何も問題にせず夢を持ち続ける選択をする。または、人々が私を「強制した」道に屈する。

同じことはあなたにもあてはまる。夢に夢中になってください。夢を簡単に死なせないで下さい。

4、あなたに「恐ろしい」過去があっても、将来の失敗者にはならない。

パウロの過去について読んだとき、ひとつの言葉が私の心に浮かんだ。ー 恐ろしい。

パウロは学業に失敗し、運転中に少年を殺しそうになった。問題行動とドラッグの摂取がエスカレートしたため、彼は精神施設にいることを強要され、秘密組織に誘拐され、悪魔主義に傾倒した。

もっとあるが、全体像はこれでわかる。

彼の過去を見ると、過去と未来の彼の著しい違いに驚かされた。それは、過去を見ても、未来のその人はわからないということを示す。未来は、その人が望めば変えられるからだ。

教訓:ほとんどにとっての問題は、変えられない物事に焦点を合わせることだ。過去が未来に影響するのは事実だが、その影響力が過剰に広がり勝手に作用することを私たちは望まない。

私たちはそうするのをやめなければならない。:過去に占いをさせるのをやめよう。する必要があるのは、現在に焦点を合わせて未来をコントロールすることだ。

なぜか?

私たちが占い師だからだ。

まとめ

パウロ・コエーリョその人からの引用を残しておきます。:

「人生のある地点で、私たちは自分に起こっていることのコントロールを失い、私たちの人生は運命にコントロールされるようになる。それが世界最大の嘘だ。」

お読み下さりありがとうございます。

paulocoelhoblog.com

youareme.hatenablog.com