白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

ありがとう、サティヤム・バイジャ - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

ありがとう、サティヤム・バイジャ
2018/7/2
パウロ・コエーリョ

 

「心底何かを望むとき、全宇宙がそれを果たすためにあなたと共に働いてくれる」ー「アルケミスト」より

誰もが様々なところでこの引用を耳にし、この金言からモチベーションを得た経験がある。今日、私は何十億の人にインスピレーションを与え、夢とそれを実現するステップを選ぶ勇気を誰もが持たなくてはならないと信じさせた男の話をする。
パウロ・コエーリョは、存命中の作家のうちで最も多くの言語に翻訳されたギネス記録を持つ。彼の傑作「アルケミスト」は81の言語に翻訳されている。
ブラジルに生まれたコエーリョは、10代の頃作家になりたかった。彼の父は技術者で、人生に対してとても実践的だったので、コエーリョの情熱を理解しなかった。手に負えないと気がついたとき、父は17歳のパウロを精神施設に送った。そこでパウロは脱走を3回試みたがうまくいかなかった。20歳のとき、彼はやっと自由になった。
その後、パウロは法学部に入り、作家になりたいという夢を捨てた。1年後すぐに彼は退学して放浪の人生をスタートする。南米、北米、メキシコ、ヨーロッパを旅し、そこでドラッグを使い始めた。
ブラジルに戻った後、彼は作詞家としてのキャリアをスタートした。その頃、彼の歌詞が左翼的で危険だとみなした与党の軍事政権によって逮捕された。
これ終わった後の1986年、コエーリョは自身が霊的な目覚めのときと呼ぶサンチアゴへの長い道のりを巡礼した。そのことについては、彼の著書「星の巡礼」に書かれている。それは、彼が人生に対する非常に独特な概念を得た人生の転換点であった。
「私は自分がしていることに満足でした。私は『アルケミスト』に水と食物を与えていたのです。」ーパウロ・コエーリョ
1987年、「アルケミスト」はたった900部で出版された。しかし、彼の小説「ブリーダ」がより多く出版されてすぐの1994年に、「アルケミスト」は爆発的に売れた。
アルケミスト」は8300万部以上売れ、歴史的ベストセラーのひとつになった。
精神施設から放浪とドラッグ中毒、そしてサンチアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼を経て、現在は生ける伝説であるコエーリョは、自らの人生を通じて私たちに膨大な教訓をくれる。
耳を通る天国の言語の中で生きる私たち全員に対する独特な霊的概念を彼は見いだした。その言語とは、愛、人間らしさ、そして絶対に夢をあきらめないことだ。
パウロ・コエーリョよ、人生の真の意味を教えてくれて本当にありがとう。

 

サティヤム・バイジャによって    My Profile - Chalk n Slate

 

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