「アリフ」に関する７つの簡単な質疑応答 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより
拙訳
「アリフ」に関する７つの簡単な質疑応答
２０１７／９／９
パウロ・コエーリョ
国際的なベストセラー作家パウロ・コエーリョが、今までの彼の小説の中でも最も個人的な作品で帰って来た。注目に値する自己発見の旅を携えて。
人気作「アルケミスト」の主人公のように、パウロは深刻な信仰の危機に直面している。精神的な再生と成長の道を探し求めるにつれ、彼は再出発を決意する。つまり、旅すること、経験すること、人々や周りの風景と再び繋がることを。
ー 最新の「巡礼」と、「アリフ」の執筆はどんなふうに始まったのですか？
すべての人は、コンフォートゾーン（快適な領域）から時々出なければなりません。霊的であるとは、祈ることや瞑想することだけではありません。行動しなければならないのです。
ー ２度目のチャンスの考えは多くの人にとって歓迎される考えです。あなたの２度目のチャンスを掴もうと考えたのはなぜですか？
小さな決断が重大な結果に繋がるかもしれません。作家として計画していた場所に到達するまで、私は２度目、３度目、１１番目のチャンスを掴まなければならないのです。
ー ２度目のチャンスを掴みたくても、そうするための信頼がないという人に対し、あなたは何と言いますか？
思い出して下さい。：あなたは時間を売ることは出来ても、買い戻すことはできないのです。
ー 「アリフ」のメッセージのひとつは、今していることが未来に影響するということです。行動の選択が将来の行き先を決定するとあなたが知った重要な瞬間はありましたか？
人生の一瞬一瞬が重要な瞬間です。すべてを変えることの出来る瞬間がどの１日にもあります。問題は、私たちがこの瞬間を認めるのを怖れるということです。
ー 「アリフ」のコンセプトは何でしょうか？
「アリフ」とは「今」です。過去と未来のすべての結果を含んだ現在の瞬間です。
ー 「アリフ」の中で、ルーチンがあなたの目的意識を弱めていました。ほとんどの人にとって、日常的に行っている作業はやめることが出来ません。どうやってルーチンが運命を消費するのを防ぐことができますか？
ルーチンは避けられないものではありません。人生に夢中になるとき、私たちはより良い自分になろうと努力します。そしてそうなるのです。
ー あなたはオンラインとデジタル出版の熱烈な賛同者です。新しい読者にあなたのメッセージをもたらすのに、これが良い影響を持つと思いますか？
それだけではありません。例えば、アメリカにいるブラジル人の読者が「アリフ」や他の私の本をポルトガル語で読むことが可能になります。しかし作家は、オンラインとデジタル出版が書き方を変えているということに気付かなくてはなりません。
