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こども時代の虐待 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

こども時代の虐待
2011/10/13
パウロ・コエーリョ

今日、私はこのブログのコメントを承認していた。そしてSibichen K Mathewによる記事(

CYBER DIARY: Aleph, Paulo Coelho and my Friend: The Journey Within

)に出くわした。
記事の真ん中に手紙がある。私は、その女性が何について話しているのか知っている。多くの女性(ある人によれば3人に1人)が虐待を受けていたということを知っているからだ。
手紙の一部をここに再現する(このブログに書くには長過ぎるので)、しかし、この野蛮な経験をしたことのある人はこの投稿を読むことを強くお勧めする。
「アリフ」(主要登場人物のヒラルも虐待を受けていた)についてのSibiの親切なコメントは飛ばして、真ん中あたりの手紙に直接行って読んで下さい。

(訳注:以下、手紙の部分の抜粋)

親愛なるシビ

私がこどもの頃に家族にされた虐待についてあなたにお話ししました。
思い出せる限りでは、私は天使のようで、穏やかで、もの静かで、小さい女の子らしく無邪気でした。その上、高い知能も持っていました。私は7歳まで家にいて、それから寄宿学校に行きたいと泣いて訴えました(私を虐待する人物から逃げるためかもしれません)。私は決して話をしなかったため、友達が出来ませんでした。必要としたことがなかったのです。
私は信心深い家庭の出ではありませんが、いつしか神と呼ばれる人が私の人生の現実になりました。神は、私の秘密の世界のすべてになり、本能から多くのことを予言したものです。それは神が小さな女の子に告げたものでした。そのようなことがもっと起こり、神との友情のおかげで私は幸せになりました。私はクラスで1番の成績でしたが、大した努力もしておらず、その順位も誇りに思いませんでした。まったく何でもないことだったのです。

しかし後に、誰かが私に何か「間違った』
」ことをしたことを知って、私はとても悲しくなりました。嫌な気分になり、欺かれたように感じ始めました。私は徐々に孤独になり、神と別れ、長い長い間、個人的に彼に話しかけることも祈ることも全くしませんでした。
非常に無邪気で無知だったために利用されたのだと考えました。それで私は自分自身を助け、守りたかったのです。
私は、自分自身の神と守護者になりました。自分にかなりひいきしていると思いました。しかしそれは、私の無邪気、私の人間性、行為、本来作り出したものすべてを失ったためなのです。私の世界は崩壊し、コントロールがきかなくなり、およそ10年前にどんな問題が起こったのかを思い出しました。
大人になり、虐待に対処するのに長年努力しました。最初に彼に立ち向かう必要がありました。彼を許すよりも簡単だったのです。何年たっても残る彼の感触を取り除きたかったので、彼を許さなければなりませんでした。
私はやっと、神の許しの力で彼の目を覗き、彼と握手を交わし、和解しました。それからが最も難しいところになりました。それは自分を許すことです。長年の努力ではそれは出来ませんでした。神がそのやり方で成すまでは。

私が人生を再出発しようと考えたとき、人生最悪の衝撃がやってきました。私の内に、小さな少女がいることが分かったのです。本来の私です。彼女はそこにいて、3歳位で、解放して欲しいと私に頼んできます。何年もたった後、承認されなければならなかったその少女が私だということを理解しました。

手紙の全文を読むには、ここをクリックして下さい(英文)

CYBER DIARY: Aleph, Paulo Coelho and my Friend: The Journey Within

 

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