白い部屋

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種まきから収穫までの時間 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

種まきから収穫までの時間
2013/12/25
パウロ・コエーリョ

近道をしようとするのはやめなさい。だが、あらゆる行為が土地をより肥沃にし、眺めをより美しくさせるような道を旅しなさい。

時間の主になろうとするのはやめなさい。植えた果物を早過ぎる時期に収穫すれば、それは未熟で誰にも喜びを与えないだろう。
怖れや不安から、「贈り物」をする時期を延ばすことにすれば、果物は腐っているだろう。
だから、種まきから収穫までの時間を尊重しなさい。

それから、変化の奇跡を待ちなさい。
小麦がオーブンに入るまではパンとは言えない。
言葉が語られるまでは詩とは言えない。
紡ぐ人の手によって糸が織り合わされるまでは布とは言えない。

あなたの「贈り物」を他の人に見せる時が来れば、彼らは驚嘆して、こう言い合うだろう。:「彼は成功した。誰もが彼の作った物を欲しがるぞ。」

その果物を作るのに何を費やしたのかを尋ねる人はいないだろう。なぜなら、愛を込めて仕事をする人は皆、目に見えないような強さで作る物を満たすからだ。
ちょうどアクロバットをする人が目に見える努力もなく空中を易々と飛ぶように、成功がくるとき、それは世界で最も自然なことのように見えるのだ。

一方、誰かが敢えて尋ねるなら答えはこうだろう。:諦めようと考えた。神はもはや私の言うことに耳を傾けていないと思った。私はしばしば方向性を変えなければならなかったし、別の時には道を見失った。けれども、すべてに関わらず、私は再びそれを見つけ、そして続けた。なぜなら、人生を生きる道は他にはないと確信していたからだ。

どの橋を渡るべきか、どの橋を焼くべきかを私は学んだ。

「THE MANUSCRIPT FOUND IN ACCRA(アクラで見つかった写本)」より

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