40秒の読み物:奇跡とは何か? - パウロ・コエーリョのE-CARDSより
拙訳
40秒の読み物:奇跡とは何か?
2018/3/11
パウロ・コエーリョ
私たちはそれを様々な方法で定義することができる。
自然の法に逆らったもの;
深刻な危機の瞬間の神のとりなし;
癒しと映像;
あり得ない出会い;
望まざる訪問者が到着する時のぎりぎりでの妨害
これらの定義はすべてその通りだが、奇跡はそれさえも越える。
それは私たちの心を突然愛で満たす。
奇跡が起きたとき、私たちは、神が授けた恵みへの深い畏敬の念を感じる。
ですから、主よ、今日、私たちに毎日の奇跡を与えたまえ。砂漠の砂のひと粒づつを多様性の奇跡の証拠と見るよう私たちを手助けして下さい。そしてそれが、私たちがありのままの自分達を受け入れるため勇気を与えてくれますように。
なぜなら、似た砂の粒がふたつないように、同じ様に考えて行動するふたりの人間もいないからです。
受け取るときは謙虚に、与えるときは楽しくいられるように手助けして下さい。
知恵は与えられた答えの中にあるのではなく、人生を豊かにしてくれている謎の神秘の中にあると理解するのを手助けして下さい。
私たちが知っていると思うことに囚われることがないよう手助けして下さい。なぜなら、私たちは運命について非常にわずかしか知らないからです。
そして、4つの基本的な美徳を利用しながら、申し分無く振る舞えるよう導いて下さい。:大胆さ、優雅、愛、友情
「MANUSCRIPT FOUND IN ACCRA(アクラで見つかった写本)」より