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戦いを受け入れること - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

戦いを受け入れること
2018/9/11
パウロ・コエーリョ

アイディアや理想で誰かと対立したら、進んで戦いを受け入れなさい。衝突は私たちの人生の毎秒に存在し、時にそれは白昼にさらされることを必要とするからだ。

しかし、自分が正しいことを証明したり、誰かに自分の考えを押し付けるために戦うのは止めなさい。
あなたの魂が清浄で、あなたの意図に汚れがないように保つ方法としての戦いだけを受け入れなさい。戦いが終わったとき、双方が勝者として浮上するだろう。なぜなら、彼らは自分の限界と能力を試してみたのだから。

双方が相手の勇気と決意を尊重するので、彼らがもう一度手を取り合うときが来るだろう。たとえ、そのために何千年も待つ必要があったとしても。

一方で、ある人はただ単にあなたを挑発したいと思えば、あなたの足元の塵をかき混ぜ、騒ぎ続ける。価値ある敵とだけ戦いなさい。そして、あらゆる戦争で起きたように、すでに終わった戦いを長引かせるために策略を用いる人と戦うのはやめなさい。

そのような残虐さは、戦闘を経験してそこでしていることを知っている戦士から生まれたものではなく、彼ら自身の目的のために勝利や敗北を操った人からのものだ。

敵はあなたの前の人物ではなく、手にある剣だ。背後に短剣を隠してあなたの隣りに立っている人物だ。

戦争で最も重要なことは、高尚な精神で遂行されたことでも、あなたの魂がその運命を受け入れていることでもない。

それは、私たちが話している今起きている戦争であり、それは精神が戦場で、そこでは善と悪が、勇気と臆病さが、愛と怖れが向き合っているのだ。

「THE MANUSCRIPT FOUND IN ACCRA (アクラで見つかった写本)」より

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