白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

今週のキャラクター:ブリーダ - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

今週のキャラクター:ブリーダ
2017/5/30
パウロ・コエーリョ

道を選ぶとは、他の道を諦めるということだ。彼女には一生がまるごとあって、今の決断を将来後悔するかもしれないと彼女はいつも考えていた。
「私は身を投じるのが怖いんだわ」彼女は心の中で思った。
彼女は、可能性のある道すべてを歩みたがり、そのせいで結局どの道も歩めずに終わる。最初の恋愛の失望の後、彼女は二度と自分を完全に与えることがなかった。痛みと失うこと、別れを怖れた。それらのことは、愛への道では避けられないことで、避けるためにはその道を行かないことにするしかない。
苦しまないためには愛を放棄しなくてはならない。
それは、人生で悪いものを見ないために目を閉じるようなものだった。

「自分の道を見つけたとき、怖れるべきではない。あなたは過ちを犯すために十分な勇気を持たなくてはならない。失望、敗北、落胆は、私たちに道を示すために神が使う道具なのだ。」

ーーー

「自分の感情を説明しようとして悩まないで。すべてを出来る限り激しく生き、神からの贈り物だと感じたものはなんでも持っておきなさい。見えるものと見えないものとの間の橋を壊す一番の方法は、自分の感情を説明しようと試してみることなの。」

「でも、自分のソウルメイトが誰かどうやってわかるのですか?」ブリーダは、これは人生で自分がしたことのある中でも最も重要な質問のひとつだと感じた。
「リスクをとることによって」と彼女は言った。「失敗や失望、幻滅を経験すること。けれども、あなたの探求を決してやめないことによって。探し求め続けるならば、最後には勝利するでしょう。」

ーーー

完全に間違ったことなど存在しない。壊れた時計でさえ、一日に2度正しい時を示す。」

「ブリーダ」は月の伝説に倣うことを学ぶ若い女性の実話だ。

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