白い部屋

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マスターと教師について - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

マスターと教師について
2007/5/31
パウロ・コエーリョ

家族のある会話で、孔子は学ぶことについて興味深い対話を設定する。

孔子は座って休み、生徒はすぐに彼に質問を始めた。その日、彼は機嫌が良かったので答えることにした。誰かが彼に尋ねた。:

「あなたは感じることすべてを説明する能力をお持ちです。皇帝の所に行って話をしないのはなぜですか?」

「皇帝自身が美しい演説をする」と孔子は言った。「だが、美しい演説は単に技術の問題で、それ自体は美徳を含んでいない。」

「わかりました。それなら、彼にあなたの詩集を送って下さい。」

「その300の詩は、二言で要約できる。:正しく考えよ。それが秘訣だ。」

「正しく考えるとはどういうことですか?」

「精神と心、自制心と感情の使い方を知っていることだ。何かを欲するとき、人生は私たちをそこに導いてくれるが、それは予期せぬ道を使ってだ。それらの道に驚き、間違った道を進んでいるにちがいないと考えるので、私たちはしばしば困惑する。感情に身を任せなさい。だが、それに従うだけの十分な自制心を持ちなさい、と私が言ったのはそのためだ。」

「それがあなたのすることですか?」

「15歳のときに私は学び始めた。30歳のときに自分が欲するものが分かった。40歳のときに疑念が再浮上した。50歳のときに、私のために地上のそれぞれの人のために天が計画を持っていることを発見した。60歳のとき、私は計画を理解しそれに従うための静けさを見つけた。70歳の今、私は自分の心に耳を傾けることができるが、それで私の道からそれることはない。」

「それで、天の意志を受け入れた他の人々とあなたが異なるのはなぜですか?」

「わたしはそれをあなたと共有しようとする。いにしえの真実を新しい世代と議論したいと望む誰もが教える能力を使わなくてはならない。それが良い教師であるための私のひとつの資質だ。」

「良い教師とはなんですか?」

「教えるすべてに疑問を持つ者だ。古い考えは人を奴隷に出来ない。それらは変化して新しい形をとるからだ。だから、私たちは過去の哲学的な資源を使いながらも、現在の世界が私たちの前に置いた課題を忘れないようにしよう。」

「良い生徒とはなんですか?」

「私の言うことに耳を傾け教えを人生に当てはめても、決して盲目的に従わない者だ。単なる雇用ではなく、彼に威厳をもたらす仕事を探す者だ。
気付かれることを求めずに、注目に値することをしようと求める者だ。」

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