白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

複雑なもの - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

複雑なもの
2014/10/20
パウロ・コエーリョ

「人類についてどう思いますか?」
私は、社会学科を卒業したばかりの友人に尋ねる。

「私はそれを奇妙だと思います。なぜかと言えば、とても似ているようで、とても異なっている!
私たちは、一緒に働く能力を持っています。エジプトのピラミッドや、中国の万里の長城、ヨーロッパの大聖堂やペルーの寺院の建設。私たちは忘れがたい曲を書くことも出来るし、病院で働くことも、新しいコンピュータープログラムを作りだすことも出来ます。」

「でもときどき、こういったことすべてが意味を失い、私たちは孤独を感じます。まるで、自分が、建設を支援した世界とは違う別の世界の一部であるかのように。

「時々、他人が私たちの助けを必要とするとき、これが人生を楽しむのを妨げるので、私たちは自暴自棄になります。別の時には、誰も自分を必要としないと、私たちは自分を無意味だと感じます。

「しかし、それが私たちのやり方なのです。私たちは複雑な人類です。なぜ絶望するのですか?

「私たちは、私たちが考えるものです。私たちがそうであるすべては、私たちの考えから来ます。考えを通して、私たちは世界を構築し、破壊します。考えは私たちについて行きます。荷車が雄牛のペアについて行くように。
私たちは、私たちが考えるものです。想像は最悪の敵よりも大きな害を引き起こすことがあり得ます。
しかし、一旦あなたが自分の考えをコントロールすると、考えはあなたを誰よりも助けることが出来ます。 ーあなたの父と母よりも。」

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