白い部屋

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マスターとの会話 ー個人的な伝説 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

 

マスターとの会話 ー個人的な伝説
2008/5/5
パウロ・コエーリョ

(ここで私は、1982年から1990年までの私のマスターとの対話からの抜粋の再現を続けている。)

「個人的な伝説とは何ですか?」

「それはあなたの祝福だ。この地上であなたのために神が選んだ道だ。人が熱意を感じることをやるときはいつでも、彼は自分の伝説に従っている。しかしながら、誰もが自分の夢に立ち向かう勇気を持っているわけではない。」

「それはなぜでしょう?」

「障害が4つある。第一に、彼はそのこども時代から、生きたいと望むことはすべて不可能だと聞いている。彼はこの考えで成長し、年齢を得るにつれ不公平、恐怖、罪もまた重ねる。彼の個人的な伝説が魂のとても深くに埋まる時がくると、彼はもはやそれを見ることができない。だがそれはまだそこにある。」

「彼が夢を発掘する勇気を持っていれば、次に第二の障害に直面する。:それは愛だ。今や彼は自分が何をしたいのか知っている。だがもし夢を追うことにすべてを捧げれば、周りにいる人に害を及ぼすと考える。
愛が付加的な衝動で、前進を妨げるものでないことを彼は理解しない。本当に彼を望む人は彼の幸福を切望し、彼の冒険に同伴する準備があることを彼は理解しない。」

「激励するものとして愛を受け入れた後、人は第3の障害に直面する。:それは道にそって遭遇する敗北への怖れだ。夢のために戦う人は、何かがうまく行かないときはるかに苦しむ。なぜなら彼は有名な言い訳を使うことができないからだ。:それは「どっちみちそれは実際、私が望んだ通りのものではなかった…。」それを望みすべてを注いだ事を、また個人的な伝説は他のどんな道ともまったく同じくらい困難だということを彼は知っている。ー違いはこの旅にあなたの心が存在していることだ。だから光の戦士は、困難なとき忍耐強くあるように準備しなければならない。そしてたとえ彼が方法を理解しなくても、宇宙は彼の手助けをしていることを知っていなければならない。」

「敗北は必要ですか?

「必要であろうとなかろうと、それは起こる。夢のために戦い始めるとき、その人は経験が無くたくさんの過ちを犯す。しかし人生の秘訣は、7回倒れ8回立ち上がることだ。

「他の人と同じくらい私たちが苦しむとすれば、なぜ個人的な伝説を生きることが重要なのですか?

「なぜなら敗北を乗り越えた後 ー私たちはいつもそれを乗り越えるー 私たちは多幸感と確信をより多く感じるようになるからだ。心の沈黙において、私たちは自分が人生の奇跡に値すると知っている。毎日、毎時間は良き戦いの一部なのだ。私たちは熱意と喜びと共に生き始める。とても強烈な予期しない苦しみは、明らかに耐えられる苦しみよりも早く通ぎ始める。:
明らかに耐えられる苦しみは何年も長引く。何が起こっているのか気づかぬ間に私たちの魂を蝕みながら。自分自身の苦痛からもはや解放されることがないその日まで。そして残りの人生の間、その苦痛が私たちに連れ添う。」

「第四の障害は何ですか?」

「支援の愛の力を使い、傷跡と共に多くの年月を費やし、あなたの夢を発掘した後、日毎に人は気付く。彼がいつも望んだすべてはここにあり、おそらくまさに翌日彼を待っている。その時第四の障害がくる。:それは彼が人生すべてを賭けて戦った夢を実現する怖れだ。」

「それは全く理解できませんね。」

オスカー・ワイルドは言った。常に最も愛するものを私たちは破壊する、と。それは真実だ。願望を成し遂げる単純な可能性は、普通の人の魂を罪の意識で満たす。彼は辺りを見回し、成功していない他の人達をたくさん見るので、彼にはその価値がないと考える。彼は乗り越えて来たすべて、苦しんだすべて、ここまでくるのに放棄しなければならなかったすべてを忘れる。個人的な伝説に達しようとしたとき、愚かな過ちを犯して目的を達成しなかった人々を私はたくさん知っている。ーほんのもう一歩のときに。

「最も危険な障害はこれだ。それについてはある種の神聖なオーラがあるからだ。喜びと征服を放棄すること。
しかしその人がそのためにとても激しく戦ったものにふさわしいならば、そのとき彼は神の道具となり、世界の魂を助け、そこにいる理由を理解する。」

 

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