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マヌエルは重要で必要な男です その1 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

 

マヌエルは重要で必要な男です その1
2009/5/18
パウロ・コエーリョ

マヌエルは忙しくしていなければなりません。
さもなければ、彼は人生に意味がなく、彼の時間を無駄にし、社会は彼を必要とせず、誰も彼を愛しておらず、誰も彼を望んでいないと感じるのです。

ですから彼は起きるとすぐするべき一連の務めを持っていました。:
テレビでニュースを見ます(夜の間に何か起こったかもしれない)。
新聞を読みます(昨日なにか起こったかもしれない)。
妻に子どもが学校に遅れない様に頼みます。
車に乗ります。タクシー、バス、地下鉄、しかしいつも混雑しているのです、
空白を見入ります。時計を調べます。
もし可能なら彼の携帯で何度か電話をします。彼が世界にとって重要で役に立つ男だと皆に確実に見られるために。

マヌエルは仕事場につき、彼を待つ紙の山を隅々まで熟読します。
もし彼が従業員なら、上司に彼が時間通りに着いたことを気付かせるために可能な限りのことをします。
もし彼が上司なら、全員にすぐに仕事をするように配置します;もしやるべき重要な仕事がなければ、マヌエルはいくつか開発し、いくつか作りだし、新しい計画を実行し、新しい行動の方針を確立するのです。

マヌエルは昼食に行きます。しかし決してひとりではありません。
もし彼が上司なら、彼は友人と一緒に座り、新しい戦略を論じ合い、競争相手を悪く言い、いつでもカードを彼の袖に隠していて、働き過ぎについて(誇らしげに)不平をこぼします。
もしマヌエルが従業員なら、彼はやはり友人と一緒に座り、ボスの不平をこぼし、彼は残業をたくさんしていると言い、仲間が彼に過剰に頼り過ぎているという絶望を(誇らしげに)主張します。

マヌエル(上司でも従業員でも)は午後中働きます。時々時計を見て、家に帰る時間ですが、彼はまだここで解決する細かいこと、署名しなければならない書類をもっています。
彼は正直な男です;彼は給料を正当化したいのです。それが他の人が彼に期待していることであり、彼に必要な教育を与えるために大きな犠牲をはらった彼の両親の夢なのです。

この文章の残りは明日ここに公開します。

 

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