今週の人物：ヘンリー・ミラー - パウロ・コエーリョのE-CARDSより
拙訳
今週の人物：ヘンリー・ミラー
２０１８／４／２６
パウロ・コエーリョ
実例は教義以上に世界を動かす。
すべての人は自分自身の運命を持っている。：唯一しなければならないのは、それに従い、それを受け入れること。それがその人をどこに導こうとも。
芸術は人生の単なる手段だ。より豊かな人生のための。人生をより豊かにするのは芸術そのものではない。それは単に道を示すだけである。その道は大衆のみならず、多くの場合芸術家にも見落とされる。終いには芸術はそれそのものを打ち負かす。
それを見て、人生への関心を深めてください。；人々、物事、文学、音楽 ー 世界はとても豊かで、豊かな宝物、美しい魂、興味深い人々で満ちあふれている。自分を忘れてください。
死に打ち勝つ試みにおいて、両者が密接に関係しているために、人はやむを得ず生を打ち負かさなければならなかった。生は死に向かい、一方を否定することは他方を否定することだ。
道徳、倫理、法律、習慣、信念、教義 ー これらは些細なことだ。私たちのほとんどが行動ではなく反応するのは、最も深い衝動を絶えず抑えているからだ。重要なのは奇跡的な人が標準になることだ。
想像力は大胆な声だ。神について神のような何かがあるとすれば、そのようなものだ。神はあえて何もかもを想像した。（たとえ心の中でさえ）安全を求める人間は、痛みや苦しみのない人工的なものを持つために、自分の手足を切り落とす人のようだ。
ヘンリー・バレンタイン・ミラー（１８９１年１２月２６日〜１９８０年６月７日）はアメリカの小説家、画家。既存の文学形式を破り、小説、自伝、社会批判、哲学的考察、超現実主義的自由連想、神秘主義の混合である新しい種類の「小説」を開拓したことで知られる。このブログの筆者にとって、２０世紀最高の作家のうちのひとり。
