１０秒間の読み物：役に立っていると感じますか？ - パウロ・コエーリョのE-CARDSより
拙訳
１０秒間の読み物：役に立っていると感じますか？
２０１５／１／５
パウロ・コエーリョ
野の花に尋ねてみよう。：「役に立っていると感じますか？結局、あなたは繰り返し同じ花を咲かせるだけでしょう？」
すると花は答えるだろう。：「私は美しく、美しさは私の生きる理由です。」
川に尋ねてみよう。：「役に立っていると感じますか？あなたのやることといえば、同じ方向に流れ続けるだけでしょう？」
すると川は答えるだろう。：「私は役に立とうとはしていません。川であろうとしているのです。」
神の目には、この世で役に立たないものなどない。木から落ちる葉、あなたの髪の毛、死んだ虫、利用できないからといって
無駄ではない。すべてに存在する理由がある。
問いかけているあなたにも。「私は役にたたない」というのはあなたが自分に与えた答えだ。
その答えはやがてあなたを毒し、たとえ歩き、食事をし、眠り、可能なときに少し楽しもうとしていたとしても、あなたは生きながら死んで行くだろう。
役に立とうとしてはいけない。あなた自身でいようとしなさい。：それで十分であり、それがあらゆる多様性を作り出すのだから。
「MANUSCRIPT FOUND IN ACCRA（アクラで見つかった写本）」より
