白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

挑戦 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

挑戦
2010/1/1
パウロ・コエーリョ

2009年12月30日、私はケルトの記念碑の隣りに立ち、終わりを迎えようとしているこの10年間のことを深く考えていた。そして私はこう思った。仮想現実は、冒険の味わいをどれほどまで置き換えたのだろう。

そのとき私は、人生を変えた道で自分の剣を探したこと、いつも夢見ていた人物になり、自分の個人的な伝説を生きるために巡礼がどれほど重要だったかを思い出した。
誰か別の人にも同じ挑戦をさせる時がやって来た。そして、それが私が今ここでしていることだ。:巡礼よ、あなたの剣を探しに行きなさい!

あなたはいつでも始めることが出来る。何人が私の呼びかけを聞き入れるのかはわからない。たくさんかもしれないし、誰もいないかもしれない。どんな場合でも、剣(私が「巡礼」で受け取った剣でなく、私が60歳になった時に友人から与えられた贈り物)が2010年12月31日までかいば桶の中で待っている。剣には二つの識別マークがあり、私か守護者だけがそれを特定できる。

12の任務を果たす人がいなければ、2011年の最初の日に、下に述べられた賞金は、パウロ・コエーリョ協会に届けられ、ブラジルのリオデジャネイロにある「ラル・パウロ・デ・タルス(Lar Paulo de Tarso)」の慈善団体に寄付される。

剣は見つけられなくてはならない。勝者がその人の分を受け取った日に、賞金と同額が寄付される。それを見つけるために、私の本を4冊読まなければならない。:「星の巡礼」「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」「ブリーダ」「悪魔とプリン嬢」だ。この方法で巡礼は、私が歩き、私が人生の印を残した場所を旅するだろう。

インターネットで12の段階の情報を得るのは難しいことではないが、巡礼がマークした場所の写真を撮らなければならないという方法でエニグマ(謎)を提案した。

つまり、旅は避けられないのだ。

車でも公共交通手段でも、約1500キロメートルに渡ると思う。実在の人々と連絡を取らなければならないので、何日かかるのかを知ることは出来ない。その人々はちょうど示された場所にはいないかもしれない。その時はあなたは彼らを待たなければならないことになる。

もちろん、勝者はひとりだけだ。
剣と冒険に加えて、この勝者は1万米ドルの賞金を与えられる。

だが、この仕事に参加した人全員が、美しい経験から恩恵を受けることになるだろう。

勝者は賞金の税金を支払う責任がある。

不測の事態が起きたときには、参加者は witchofportobello@gmail.com を使用できる。
私が「不測の事態」という時、それは任務をしていると特定されたうちのひとりが確実に移動した場合だ。この場合、任務は変化しページは更新される。E-mailに返信はされない。

仮に剣が見つかった場合には、勝者の写真と共に直ちにお知らせする。

詩人のアントニオ・マシェードの言ったように。:
旅人よ、道はない。道は歩くことで作られるのだから。

以下を読んで、良い旅を!

リンク:エニグマ (訳注:リンク先の記事「エニグマ」の翻訳は明日掲載します)


1月18日更新:1月18日から2月5日まで第五の試練で述べた人物は不在の予定だ。守護者になる人物だ。だから、旅を続け、最終的にその日の後で要求された写真を撮ることができる。道は直線である必要はない。

2月7日19時HS クエストは終わった。18時頃、すべての任務を果たして勝者が到着した。明日結果を投稿する。

paulocoelhoblog.com