白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

魔女と恩赦 その2 -パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳


魔女と恩赦 その2 
2016/5/25
パウロ・コエーリョ

 

しかし、私の理解を遥かに越えた力を扱う能力を本当に持っている人々にもたくさん会った。
例えば、私は時間が変えられているのを見た。私は麻酔を使わない手術を見た。
そしてそれらの機会の1つで(人間の未知の力について多くの疑いを持って目を覚ました正確にその日)、私は錆びたポケットナイフでつくられた切開部の中に指を入れた。
あなたの望むように信じてほしい ーあるいは冷やかして。もしそれが私の書いていることを読む唯一の方法であるならば。ー 私は金属が変化させられているのを見た。カトラリーはねじれ、私の周りの空中は光り輝いた。なぜならそれが起こると誰かが言ったからだ(そしてそれはなされた)。

私は大抵、概して疑い深い目撃者と一緒だった。ほとんどのケースにおいて、それらの目撃者は懐疑的であり続け、全ては単なる非常に巧妙な「トリック」だと常に考えていた。それを「悪魔の仕業だ」と言う人もいた。やっと数人が、彼らは人間の理解を超えた現象を目撃しているのだということを信じた。

私はこれをブラジル、フランス、イングランド、スイス、モロッコ、そして日本で見た。それで「不変の」自然法則に何とか仮に干渉できたほとんどの人々には何が起こるか?社会はいつも彼らをあまり重要でない現象とみなす。:
説明出来ないのなら、彼らは存在しないのだ。これらの人々の大多数も、彼らになぜ驚くべきことができるのかを理解できない。そしてペテン師と分類されるのを怖れて、彼らは自分自身の才能によって窒息してしまう。

彼らは誰も幸せでない。彼らは皆、真剣に受けとってもらえる日を待っている。彼らは皆、自身の力の科学的な答えを待っている(そして私見では、私はそれが解決策だと思わない)。多くが可能性を隠し苦しむことになる。ーなぜなら彼らは世界を救済できるのに、どうにかしないからだ。心の底で私は感じる。彼らは非常に独特であることへの「公式な恩赦」も待っているのだと。

選別を行い、膨大な数のペテンに失望せず、私たちはもう一度自分自身に尋ねなければならないと思う。:
私たちは何ができるのか?

そして外へ出て、私たちの計り知れない可能性を真剣に開発するのだ。

 

原文:http://paulocoelhoblog.com/2016/05/25/witches-and-pardon-part-2/