20秒の読み物:コパカバーナの女性 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより
拙訳
20秒の読み物:コパカバーナの女性
2015/8/14
パウロ・コエーリョ
今日8月14日はONUが祝う世界人道の日で、平和メッセージャーたちに物語をシェアするよう依頼した。私は喜びの物語をシェアすることにした。
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彼女は、ギターと手書きの看板を持ってアトランティカ大通りの歩道に立っている。看板にはこうある。:
「一緒に歌いましょう。」
彼女は演奏を始めた。
まず酔っぱらいが、それからもうひとり老婦人がやって来て、彼らは彼女と一緒に歌い始めた。
間もなく小さな群衆が一緒に歌い、別の小さな群衆が聴衆として参加し、それぞれの曲目の終わりに手を叩いた。
「なぜこれをやるのですか?」と曲の間に私は尋ねた。
「私はひとりでいたくないのです。」と彼女は言った。「私の人生はとても孤独です。ほとんどすべてのお年寄りと同じように。」
私は彼らが皆、この方法で彼らの問題を解決できることを願う。
原文:http://paulocoelhoblog.com/2015/08/14/lady-in-copacabana/