白い部屋

あなたと宇宙を泳ぐ

マヌエルは自由な男です その1 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

マヌエルは自由な男です その1
2009/5/20
パウロ・コエーリョ

マヌエルは30年間止まる事なく働いて来て、子どもに教育を受けさせ、良い見本を示し、全ての時間を仕事に捧げ、そして決して不思議に思いません。「私がやっていることには何か意味があるのだろうか?」彼のただひとつの関心は、彼が忙しくなればなるほど社会の目には彼が重要に写る、ということを知っていることです。

彼のこどもたちは成長して家を離れ、彼は仕事で昇進し、そしてある日、彼は長年の貢献の承認に時計かペンをもらい、友人は数粒の涙をこぼしました。そして、長く期待された瞬間がきます。:
彼は退職し、なんでも好きなことが自由にできるのです!

始めの数ヶ月、全ての折にふれ、彼は働いたオフィスを訪れ、古い友人とおしゃべりし、彼がいつも夢に見た喜びを味わいます。それは遅くに眠ることです。彼は海辺か町に散歩に行きます。そして、彼が大汗をかいて買う都合をつけた田舎の家があります。ガーデニングを発見して、少しずつ植物と花の神秘に入り込みます。マヌエルは時間があります。世界中のすべての時間を持っています。なんとか蓄えておいたお金の一部を使い、彼は旅行します。彼は美術館を訪れます。彼は2時間の間に、様々な時代の画家や彫刻家が発展のために数世紀かけたことを学び、しかしとにかく彼の文化を進歩させている様に感じています。彼は何百、何千もの写真を撮り、それらを友人に送ります。結局のところ、彼らは彼がどんなに幸せかを知っている必要があるのです!

さらに数ヶ月が経ちます。マヌエルは、庭は人間とまったく同じ規則に従ってはいないということを学びます。彼が植えたそれは成長するのにしばらく時間がかかりそうです。そのことはバラの茂みがもう芽をつけているかどうかを見ようとするのに役に立ちます。心からの反省の瞬間、彼は発見しました。彼が旅行中に見ていたのは、旅行者用のバスの外の景色と、今では6×9の写真の中にしまわれている記念碑がすべてですが、特別な感情をなにも感じなかったというのが事実です。彼は、外国で自分を見つけるという魔法の経験を生きているということよりも、彼の友達に話すことに興味があったのです。

彼はいまだに、テレビですべてのニュース映画を見ていて、より多くの新聞を読み(より多くの時間があるので)、自分自身をとても情報通だと考え、前に学ぶ時間がなかったことを論じることができます。

原文:http://paulocoelhoblog.com/2009/05/20/manuel-is-a-free-man-part-1/