合気道について - パウロ・コエーリョのE-CARDSより
合気道は私が訓練したことのある数少ない武道のひとつだ。日本人のマスターである植芝盛平（１８８３年〜１９６９年）によって創られたこの言葉は、「平和の術（道）」を意味する。私は仲間といくつもの終わらない夜を過ごし、敵の負のエネルギーが相手自身に向かうやり方で戦うことを学んだ。
植芝は、合気道を学ぶ人々の間で「開祖」として知られており、会合、詩、弟子との会話で、一連の哲学的教訓を残した。
ここに主な教えのいくつかをあげよう。
平和の術はどこで始まるか
平和の術はあなたの内側で始まる。；あなたのそばにそれを維持できるよう励みなさい。誰もが完璧になりうる精神、訓練出来る体、従うべき道を持っている。
それら３つの任務を果たすためにあなたはここにいて、それをするために２つのことが必要となる。：冷静さを維持し、あなたがすることすべての中でその術を実践しなさい。術を実践するために、お金、権力、肩書きを必要とする人はいない。；まさにこの瞬間、あなたは楽園から１歩離れていて、今実践するべきなのだ。
宇宙と私たち
全宇宙は同じ源から来ている。生命と呼ばれるこの源は、私たちの過去、現在、未来を含んでいる。先へ進むにつれ、人間は生命エネルギーと融合または調和できる。悪が生まれたのは、すべてに所属するものを自分達だけに所属するのだと私たちが信じ始めた瞬間だ。；これは、高慢、無用な欲、怒りを引き起こす。しかし、物に所有されない者は、最終的にすべての主となる。
８つの力
平和の術を実践するためには、ある時期に、宇宙を作る８つの反対の力を交互に掘り下げる必要がある。
動きと慣性
堅実と順応
収縮と膨張
統一と分割
これらは、広大な空間から最小の植物まですべての中に存在する。；各々のものは普遍的なエネルギーの巨大な蓄えを運んでおり、それはすべての利益になり得る。
