白い部屋

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私たちは犠牲者ではない - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

私たちは犠牲者ではない
2011/1/8
パウロ・コエーリョ

(下記はFace BookとTwitterでの読者からの質問です)

ーあなたが17歳のとき、両親はあなたが精神異常だと考えて、精神病院に送りました。そしてあなたは今や世界中で最も売れている小説家です!その旅はどうでしたか?(カーチャより)

両親は私を精神病棟に3度閉じ込めました。医療記録での理由は平凡です。それには、私が孤立していて、学校で敵対的で惨めだからと書かれていました。
私は狂ってはいませんでした、むしろ、本当に作家になりたいただの17歳だったのです。誰もこれを理解しなかったので、私は数ヶ月閉じ込められ、精神安定剤を与えられました。治療は単に私に電気ショックを与えることで成り立っていました。彼らは、私の頭に平和をもたらすために私の記憶の最上層をきれいにしようとしていました。

私は自分に約束しました。いつかこの経験を本に書こう、そうすれば、若者は人生の非常に早い時期から自分自身の夢のために戦わなくてはならないということを理解するだろう。「ベロニカは死ぬことにした」のメッセージはこうです。:あえて人と異なることをしなさい。あなたはユニークで、他の人の運命やパターンを繰り返そうとするのではなく、あるがままの自分を受け入れなくてはならない。精神異常は、自分以外の誰かのように振る舞うことです。正常とは自分の気持ちを表現する能力のことです。自分の心を共有することを怖れなくなれば、その瞬間からあなたは自由な人です。
私は反抗的でした。私は何もかもに反対し、それは若い時には実際良いことなのです。両親は私を適切に振る舞わせようとしました。彼らはあらゆることを試しました。怖れから、どれほど私が彼らを失望させたかについて不平をこぼしました。しかし、何もうまくいきませんでした。
彼らは自分たちがコントロールを失ったと考え、自分自身にこう言いました。:「彼は狂っている。彼はアーティストになることを望んでいる。」
それから、彼らは私をこの施設に引き渡し、私は戦わなければならないということを、非常に若くして学びました。
私は自分を犠牲者として見ることを選ばず、「パウロ、今お前は、本当のアーティストが経験しなければならない困難を経験しているのだ」と考えました。

ー作家としての務めをいつどこで終えますか?(ヌリアより)

人生を通して、私は自分のチャンスのために戦うのに忙しすぎました。それから、別の期間、(私の場合は)トンネルの先の光を見ることができました。しかし、このとき、他の人たちが夢のために戦うのを助けるためのお金を持っていませんでした。1995年、私は計画を始めるための十分なお金を稼いだので次のことを選択しました。:

a) こどもたちと祖国の将来を支援し、彼らに教育と愛に関して自分と同じ機会を与える

b) 暮らすための十分なお金がないために生き残るだけの人々を支援する

今日、この二つの計画に私は年間30万米ドルまで投資をします。もっと投資出来ますが、物理的なスペースの問題があるのです。:私たちは、私のアパートの近くの「ファベーラ」(貧民街)の異なる5件の家で仕事をしていて、310人のこどもたちのお世話をしています。別の200人のお世話をするために、さらに3件の家を必要としています。私は計画を拡大するためのお金は持っていますが、この地域には貸したり売ったりする場所がありません。ですから、私たちはこれをするための最初の機会を待っています。それらの人々によって開発された新しい計画のためのクレジット、基本的な衛生上のニーズなどのように、政府から事物を得るため、私は自分の「影響力」も出来る限り利用しています。こどもたちの何人かを上の写真で見ることができます。

しかし、私はお金と、その場所へのいくらかの散発的な訪問を提供しているだけです。一日中そこにいて忙しく働いている無名の英雄は、称賛に値する人々です。彼らがいなくては私のお金は役に立ちません。偉大な戦士イザベラ・マルタロリも上の写真にいます。

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