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APインタビュー:ソニーのハッキングは全てを脅かすとパウロ・コエーリョは言う - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

APインタビュー:ソニーのハッキングは全てを脅かすとパウロ・コエーリョは言う
2014/12/20
パウロ・コエーリョ

AP通信のジョン・ハイルプリン

ジュネーブにて。
ベストセラー作家が「AP通信との金曜日」のインタビューで、見せしめになる覚悟がある、と言った。
「それが批判や潜在的な脅威を招くとしても。」
ソニーピクチャーズが、そのキャンセルされた映画の権利に対して彼が申し出た10万ドルに応じたとしても。」

それらの価値を擁護することは、「地球上の全員、表現の自由を信じる全員」の最大の関心事だと、仲間の作家サルマン・ラシュディの窮状を引き合いにして彼は言った。
ラシュディは小説「悪魔の詩」を書いた後、イラン政府からの殺害の脅迫を受け、隠れて数年を過ごした人物である。

匿名のハッカーから脅迫を受けた後ソニーがキャンセルした物議をかもす映画「ザ・インタビュー」のために、コエーリョはソニーツイッター上で自発的な申し出をした。
それにソニーが応じるというありそうもない出来事の中、彼のブログで映画を公開することが彼の計画だった。

「私は、彼らが面目を失わないように申し出を受けることができると考えた。」コエーリョは言った。
「わかるでしょう、たとえこの映画に4400万ドルつぎ込んだとしても、私たちは善意の行動として10万ドルを引き受けようとしている。なぜなら私たちは情報の自由を信じているからだ。…」
「明日、映画はここにあるだろう。」

アルケミスト」の著者は、もし映画を公開したら、彼は特に旅行するため攻撃されるかもしれないと怖れていたことを認めた。しかし、少なくとも挑戦はしなければ、もっと自身を恥じることになるだろう、と彼は考えた。

「怖れて生きるか、恥じて生きるのか?怖れと生きる方がましだ。」贅沢なジュネーブの自宅で、彼はそう言った。彼に向けた明らかな攻撃で、そこでは電話とインターネットのサービスは不思議と止まっていた。
「肉体的な人間としての私よりもっと重要な何かの名前において。」

バラク・オバマ大統領が記者会見でこう言った後で、ソニーはその決断を擁護した。
北朝鮮の指導者を暗殺する計画についての風刺映画である『ザ・インタビュー』を止めるのに、スタジオは『過ちを犯した』。」
そして、
「キャンセルにつながった攻撃に対し、合衆国は『私たちが選んだ場所とやり方と時間で』対応する」と彼は誓約した。FBIは共産政府のハッキングを非難した。

ソニーは、キャンセルが国内大手の映画館が手を引いたからというだけの理由だと言った。「これは彼らの決定でした」ソニーは声明の中で述べた。

コエーリョは明らかにした。
彼は映画自体を擁護するのでなく、むしろ「恐怖の文化」と明白な「テロリストと交渉する意思」を非難する。それは人々の表現の自由とテロリストとは交渉しないという原則を損なう。
彼はまた、ハリウッドの大物にサインしてもらう嘆願書を提出し、私たちの情報の自由を守るために自ら危険な目にあうという同じ価値観を示した俳優のジョージ・クルーニーへの賞賛も表明した。誰もサインしなかったが。

ルーニーは、エンターテイメント産業はオンラインでの「ザ・インタビュー」の公開を求めるべきだ、と述べ、
「この映画を出すために全力を尽くしてください。全員が映画を見るべきだからではなく、映画を見れないと言われないためにです。それが最も重要な部分です。」とソニーを促したということを、彼は業界サイトのデッドラインに言った。

コエーリョは言った。
「映画を上映しない決定を議論するために、計画された12月25日の公開までに、幹部と連絡が取れなかった」。
しかし、ソニーがハッキングされた電子メールがさらに漏洩することを怖れて、スタジオは彼の申し出を無視したと彼は考える。

「私がここでしているのは、一種の政治声明以上のことです。つまり、権利のために戦って下さい。」彼は言った。
「私たちは怖れが支配する時代に生きています。そしてこれは続くことができないでしょう。」

原文:http://paulocoelhoblog.com/2014/12/20/ap-interview-coelho-says-sony-hack-threatens-all/