目の重要性 - パウロ・コエーリョのE-CARDSより

拙訳

目の重要性
２０１８／９／２２
パウロ・コエーリョ

「私は教会を売ります。」

私はとても驚いていたが、彼は続けた。：

「私は買い主を選ぶためにバチカンに雇われています。
オランダには教会に通う人よりも多くの教会があるからです。しかも私たちは過去にひどい経験をしました。聖なる場所がナイトクラブや分譲アパート、洋服屋、そしてセックスショップにすらなったのです。
私たちは販売体制を変更しました。計画は地域社会に承認される必要があります。そして買い主はその建物で何をするつもりなのかを言わなければなりません。：
原則として、私たちは文化センター、慈善施設か美術館を含む提案だけを受諾します。」

「それであなたの話と、私が計画しようとしている他のことと、どんな関係があるのですか？人々はもはやお互いに会いません。会わないとき彼らは成長しません。」

彼は私をまっすぐな目で見て、結論をだした。：

「会うこと。それがまさしくあなたとの私の誤解でした。たくさんの電子メールを送る代わりに、私は肉体と血でつくられているということを直ちに示しておくべきだったのです。ある政治家からの返答をもらい損ねたとき、私は訪ねて行って彼のオフィスのドアをノックしました。すると彼は言いました。：

「もし何か望みがあるなら、何よりも先にあなたの目を見せなければならない。」それは、私がそのときからずっとしてきたことであり、私は良い結果しか得ませんでした。私たちは世界で、たくさんの利用できるコミュニケーション手段を持つことが出来ます。しかし何も、絶対に何も、人間の外見にとって代わるものはないのです。」

もちろんだ。私はついに彼の提言に納得した。

原文：http://paulocoelhoblog.com/2018/09/22/the-importance-of-looking-part-2/